お子さんに、試験をどうにか越えるのではなく、算数・数学と理科をわかってほしいとお思いでしょう。試験室でのある土曜の朝よりずっと先まで持つ土台をお望みでしょう。けれどもACTのまわりの圧は、だれもを点と手早い手当てのほうへ引きます。そして、下にある考えをわかる代わりに小技を集めているのではないか、という心配が湧きやすいものです。
ACTの模擬試験は、その圧に逆らって働けます。ただの反復ではなく見極めとして使えば、お子さんがどう考えているかを見せてくれます——そして本当の伸びはそこから始まります。
成績表が告げられないこと
ACTの模擬試験のふつうの成績表は、たとえば「代数が弱い」「データの読み取りが弱い」と言います。それは当たっていますが、役には立ちません。公式を知らないのか、問題を読み違えたのか、それとももっと前のこと——分数や比の考え方——に足もとが揺れているのか、それは告げないのです。
Asymptodeでは、模擬試験を点だけでなく、その子の考え方についての証しとして扱います。私たちが気にかける問いは「どの単元を落としたか」ではありません。「誤りの型は、その子の考え方について何を教えているか」です。
模擬試験をどう見極めるか

- 誤りを分ける。 それは考えの取り違えか、手順の滑りか、読み違いか、仕上げのうっかりか、時間の問題か。どれも手当てが違います。
- 筋道を組み立て直す。 その子に、何に目がついたか、何を出そうとしていたか、なぜその進め方を選んだかを、いっしょにたどってもらいます。その説明が、頭の中の絵を見せてくれます。
- 抜けを後ろへたどる。 いまの代数の問題で苦しんでいるなら、本当の問題がもっと前——分数、負の数、あるいは「式が実際に何を言っているか」——にあるかを調べます。
- 持ち運びを試す。 数や言い回し、場面の違う似た問題を出します。見慣れた形のときだけできるなら、それは型の見分けであって、身についたことではありません。
- 的を絞って取り組み、もう一度見極める。 抜けていたその決まった考えを教え、狙って練習し、そのうえで見慣れない形を戻して、考え方が本当に変わったかを見ます。
例1——「うっかり」に見えた百分率の誤り(算数・数学)

ACT数学のある生徒は、百分率の変化と比の問題を落とし続けていました。誤りはうっかりした計算のように見え、演習問題を増やすのが当たり前の次の一歩に思えたでしょう。
その生徒に筋道を説明してもらうと、型は明らかでした。20%の増加を「1.20をかける」ではなく「20を足す」として扱っていたのです。やり方を見せられればたどれるのに、百分率がもとの量に対する割合だということをわかっていませんでした。
そこで私たちはACTの問題からいったん離れました。割引や値上げのような暮らしの例を使い、計算する前に答えが大きくなるはずか小さくなるはずかを言い当ててもらいました。そのうえでようやく、新しい言い回しと新しい数でACTの問題へ戻りました。
その生徒に最初に必要だったのは、問題の数ではありません。もっとよい頭の中の絵でした。
例2——グラフを読む子(理科)
ACTの理科は読む速さの問題のように見えることが多いのですが、原因はしばしば別です。ある生徒は、ページのどの値も読めるのに、グラフの問題を落とし続けました。
答えを説明してもらうと、問題が見えました。問いが聞いていること——二つの量の関係——を読む代わりに、いちばん近いデータの点を探していたのです。軸の単位も飛ばしていました。困りごとは理科の知識ではありません。「このグラフは何を言っているのか。何が変わると何が変わるのか」と尋ねることを学んでいなかったのです。
私たちはその問いを、やさしく見慣れたグラフで練習し、それから見慣れない実験へ移りました。何を見ればよいかがわかると、時間の問題はやわらぎました。
ありあわせの備えが足りない理由
多くの保護者が同じ話をされます。お子さんが集団の講座に入り、迷い、自分の問いに答えをもらえず、いまも核になる考えで苦しんでいる、と。集団の講座は、百分率やグラフが弱いところだと生徒に告げられます。けれども、この生徒の筋道を見て、どこで狂うのかをちょうどに見つけることはできません。
そこが一対一の指導の強みです。先生は、ほかでもないこの生徒がなぜその誤りをするのかを見つけ、下にある考えを手当てし、その理解が新しい問題にも持ち運べるかをすぐに確かめられます。
今夜からできること
家で見極めを始めるのに、算数や理科の専門家である必要はありません。
- 模擬試験から、落とした問題を三つ選んでください。できれば違う単元に見えるものを。
- お子さんに、それぞれにどう向かったかを声に出して説明してもらってください。まだ直さないでください。説明がぼやけるところ、道を外れるところを、ただ聞いてください。
- 数か場面を変えて、似た問題を試してもらってください。形が違うときだけ苦しむなら、おそらく考えを学ぶのではなく型を覚えています。
- くり返されているものを探してください。違う三つの単元に同じ習いが下にある——単位を急いで通りすぎる、「これは大きくなるはず、小さくなるはず?」の確かめを飛ばす——なら、単元ごとの抜けより深いものを指しています。
説明が同じところで何度も切れるなら、それは、もう一度通しの試験を受けるより、狙いを絞った話し合いのほうが助けになるという、いちばんはっきりしたしるしです。
見極めから、その子のための計画へ
模擬試験からわかったことが、お子さんを中心に組む一対一の計画をかたちづくります。
- その子のための学ぶ道すじ。 授業は、必要な決まった考えに、その子の速さで向かいます。
- 考えへの深い取り組み。 さまざまな例が、算数・数学と理科の裏の「なぜ」をわかる助けになります。「どうやるか」だけではありません。
- その場での返し。 先生は取り違えが起きたその場でそれを見て、すぐに合わせます。
- 持ち運べる力。 目当ては、お子さんが見慣れない場面でも考えを使えることです——本当に身についた姿はそれであり、それがACTの先の自信を築きます。
短い間の練習は、ひとつの数を上げます。本当の見極めは、持ちこたえる力を築き、試験の点も毎日の学校の勉強も良くします。
持ち帰っていただきたいこと
- ACTの模擬試験は、何を間違えたかだけでなく、お子さんがどう考えているかを見せてくれます。
- 根の原因が大事です。考えの抜けは、しばしば「うっかり」の誤りや「弱い単元」の裏に隠れています。
- 家でも始められます。お子さんに筋道を説明してもらい、その問題の新しい形で試してみてください。
- 一対一の指導は、見極めを、長く残る理解を築く計画に変えます。
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