保護者として、お子さんの学びに最善を願われるでしょう。算数・数学や理科のように求めの多い教科では、合う支えを見つけることが重く感じられるかもしれません。指導をお考えかもしれませんが、画面越しの学びがお子さんに要る結果を本当に出せるのか、疑っておられるかもしれません。多くの保護者が同じ心配を分け合っています ― 画面越しの算数・数学/理科の指導は、本当に、対面の授業と同じだけ効き、同じだけ引きつけられるのか。
そのご心配は分かります。込み入った考えを画面を通して学ぶ子という像は、人の近さに欠け、つながりに欠け、効きも薄いように見えかねません。けれども一対一のオンライン算数・数学/理科指導の実際は ― とりわけ手を動かす関わりのために組まれているとき ― 保護者の思いを越えることがよくあります。よくある思い違いをいくつか解いていきましょう。
思い違い 1 ― オンラインの回では、本当の関わりやつながりは生まれない
よくある思い違いは、オンライン指導では、子どものそばに座るのと同じ関わりやつながりは生まれないというものです。実のところ、一対一のオンラインの教えは、講師が絶えず生徒とやり取りするとき ― 説明させ、言い当てさせ、描かせ、解かせ、考えを問い直させるとき ― たいへん引きつけるものになります。ただ授業を見ているだけではありません。
たとえば、見慣れない物理の問題に手を出すのをためらっていた生徒は、はじめは公式に頼り、よく「分からない」と言っていました。一対一の問いかけと目に見える説明を通して、その子は式を選ぶ前に、物の上で何が起きているかを見きわめ始めました。本当の「なるほど」は、新しい問題に向き合って「まず描いてみる」と言ったときでした。その小さな変わり目は力があります ― その子はもう、講師がやり方を見せるのを待っていませんでした。自分の考え方を育てていたのです。
オンライン指導が働いている証しは、画面の時間でも、終えた授業の数でもありません。講師が手助けをやめたとき、その子が自分で何をできるかです。
思い違い 2 ― 画面の時間は受け身の学びを意味する

肝心なのは、講師が教えるのを見せることではなく、生徒に考えさせることです。一対一の回では、講師は問いかけ、言い当て、画面の共有、電子の白板、図、その場での解きを絶えず使い、生徒がともに説明し、ともに手を動かすようにします。
たとえば物理では、回路を説明してから問題を出すのではなく、新しい回路を見せてこう尋ねることがあります ― 「ここを変えたら、どうなると思う」。生徒は描き、自分の考え筋を話し、その思いつきを試し、要るなら直します。講師は、答えが合っているかだけでなく、その子がどうやってその答えに行き着いたかも見ていて、分からなさが見えたらすぐ説明を変えます。
画面越しという形は、その画面が共に使う作業台であるときに強みになります ― 子どもがただ見ているだけの画面であるときではありません。
思い違い 3 ― 対面のほうが、もともと一人ひとりに合っている
一対一のオンラインの教えの、教え方としてのいちばん大きな強みは、その場で合わせられることです。講師は、生徒の返しに応じて、速さを落とし、説明を変え、図や模しを使い、あるいは手応えをその場で上げられます。
算数・数学と理科では、共有した画面はさらに、手を入れられる作業台になります ― 生徒は模型を描き、問題に書き込み、目に見える表しを動かし、ただ聞くのではなく講師と並んで解けます。講師はその子の考え方をすぐに見られ、思い違いが癖になる前に手を入れられます。オンラインでは、同じ考えの別の表しを一つの回に持ち込むのも容易です ― 目に見えるもの、数式のもの、言葉のもの、暮らしのもの ― 学びの流れを切らずに。
ですから強みは、オンラインが便利だということではありません。一対一では、この道具立てが、一人ひとりに合わせた教えを、より応じやすく、より見えやすく、より生きたものにするということです。
思い違い 4 ― 生徒は試験に通るための裏技だけを学んでいる
よい例があります。物理の公式は覚えられるのに、回路の問題が教科書と違う形で出されるたび詰まってしまう生徒です。一対一のオンラインの回で、講師は共有した画面に回路を描き、その場で書き込み、式を一つも出す前に、何が起きるかを言い当ててもらいました。その子は図をすぐ変え、自分の考え筋を試し、回路が変わると自分の言い当てがなぜ変わるのかを説明できました。
突き抜けたのは、その子が「どの公式を使うの」と尋ねるのをやめ、「描いてみて、何が起きているか見てみる」と言い始めたときです。オンラインという場は、図、説明、問い、見慣れない例のあいだをその場で行き来することを容易にし ― 覚えた手順を、その子が自分で何度も使える頭の中の絵に変えました。
オンライン指導で、実際に何を見ればよいか

選びどころを量っておられるなら、形よりも、その回の中で何が起きるかが大事です。こうしたものを見てください。
- 話しているのは生徒である。 よい回では、お子さんは聞いているよりも多く、説明し、言い当て、描いています。
- 共有された画面ではなく、共に使う作業台である。 生徒が実際に手を動かす白板や書き込みの道具は、講師がただ図版を見せるのとはまったく別のものです。
- その場での手直し。 お子さんがいま言ったこと、したことに応じて、速さや説明や難しさを変える講師 ― 決まった台本を流していく講師ではなく。
- 自分で考えているしるし。 何回か通ったあとで、講師の手助けなしにお子さんが何をできるかを尋ねてみてください。終えた問題集よりも、よいしるしです。
つまるところ
一対一のオンライン算数・数学/理科指導は、手を動かす問いかけ、共に使う電子の道具立て、その場で合わせられることのまわりに組まれているなら、対面の授業と同じだけ引きつけるものになり得ます ― しばしばそれ以上に。学びが残るかどうかを決めるのは形ではありません。その回の中で何が起きるかが決めます。生徒が「どの公式を使うの」から「描いてみて、何が起きているか見てみる」へ移ったなら、それが残る理解の姿です ― 机をはさんで起きようと、画面をはさんで起きようと。
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